ゲイにとって幸せな人生・一生とは?仕事・恋愛?
- 掲載:2014年12月13日
- 更新:2015年07月21日
- オピニオン

今回は「ゲイにとっての幸せ」をテーマに今の私の考えをまとめてみました。
「40代になったときはどんな仕事をしているのだろうか」
「定年した後は、どこでどう過ごしているんだろうか」など。
若い頃は、仕事もプライベートも目の前ことで精一杯なのですが、 ふとした時に自分の将来を考えると不安な気持ちになります。 きっとこれってゲイの人なら一度は感じる気持ちなのではないでしょうか。
とても大きいテーマなので、なにが正解で不正解とかはないと思いますし、私の考えもただ一人の主張に過ぎないので、ブレスト程度に軽い気持ちで読んでいただけたらと思います。
仕事のスキルを高めその道のプロになる
ゲイの方とお会いしてお話をすると、仕事にやりがいを持っていて、 とても仕事で活躍されているゲイが多いように思います。
人生をかけて成し遂げたいテーマや磨きたいスキルをもつことで、仕事という人生の多くの時間を有意義に使うことができ、同時にそれが生きがいになるのだと思います。
私は、「人生をかけて一大事業をやり遂げる」という目標を持っていますが、この目標をもった一つの理由としては、私はゲイであり、将来家族や子どもをもつことはきっとないと思います。
ただ、自分以外の誰かを幸せにしたいという漠然とした想いがあり、私は仕事を通して、社員やお客様を幸せにすることが周りまわって自分も幸せになるのではないかと考えています。
パートナーと愛し合い夫婦同然の暮らしを送る
一生一緒にいたいと思える運命の男性と出会うことができれば、 私は、日本に同性婚の法律がないとしても、きっとその人を生涯の伴侶として生きていきたいと考えると思います。
もちろん、社会保障や相続など多くの問題や課題はありますが、男女においても、法律があるから結婚をするのではなく、人は結婚をしたいと思うから、それを支える法律や制度ができているんだと思います。
残念ながらまだ同性同士で結婚することはできませんし制度もありませんが、それでも夫婦同然の暮らしを送りたいと思っています。
男女の夫婦に比べると乗り越える壁もきっと高いし多いことは理解していますが、人を愛し愛されることは、ノンケだってゲイだって誰にだって認められるべき権利だと思います。
今この瞬間を精一杯生き自分は幸せだと思い続ける
仕事も恋愛も楽しみながら、なんだかんだ「自分は幸せ」だと思い続けることが生涯を通して幸せになるためにとても大切なことなのだと思います。
そして、矛盾するようですが、今の現状には満足することなく、常に高みを目指していけば、きっと自分の生涯の最期には「自分の人生は幸せだった」と思えるのではないかと考えます。
ただ、昔から一定数のゲイの人が居たはずなのに、どうしてこんな情報社会が進んだ今でも、ゲイである自分の将来を想像することがこんなに難しいのでしょうか...。
理由の一つには、ゲイのライフプランやキャリアプランなどが、まだまだ情報として表に出ていないことが挙げられます。
アップルのクックCEOなど著名人がゲイであることをカミングアウトすることで、メディアで取り上げられ、ゲイの励みや目指す姿になったりもするのですが、本当に知りたいのは、もっと身近な存在のゲイの人々が、40代、50代、60代、そして老後をどうやって過ごしているのかを知りたいのだと思います。
ゲイティーでは、ゲイの人々の少しでも役立つ情報をお送りできるよう、これまで表には中々出てこなかった情報を伝えていくそんなメディアになっていきたいと思っています。