中学卒業の時にゲイである自分とさようならした僕のエピソード

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中学生時代は「オカマ」と言われたことも。

僕は中学生のときは、ピアノも弾けて温和な性格だった僕は、やんちゃな男子からよくからかわれて、時には「オカマ!」や「ホモ!」なんて呼ばれることもありました。

当時の僕には、同じように気の合う男の友達や、昼食を一緒に食べたりできる女の子の友達もいたので、そのような状況をあまり気にしていませんでしたが、鈍感なだけであって、今思えば、ちょっとしたイジメだったかもしれません。

ただ、いくら鈍感でも、名前やあだ名ではなく、「オカマ」や「ホモ」と言われていい気持ちをするわけはありませんでした。

地元から高校に通うことを決めた。

吹奏楽部の活動に夢中に取り組んでいた僕は、当時の顧問が前の中学校で全国大会に出場したことがある熱心の指導者であったこともあって、高校は部活動の推薦で行くこととなりました。

吹奏楽で有名ないくつかの高校が候補に挙がり、僕は地元の人が通わないであろう遠い高校を選びました。

純粋に選んだ高校の吹奏楽部に魅力を感じたこともありますが、地元から遠く離れた高校なら「オカマ」や「ホモ」と言われる自分と断ち切り、やり直すことができると思ったのも遠い学校を選んだ理由でもあります。

高校入学後、「僕はゲイじゃない」と何度も言い聞かせた。

地元から離れた高校に入学した僕は、新しい友達もでき、高い志をもつ部活の仲間と、毎日朝早くから夜遅くまで楽器を吹くことに明け暮れていました。

高校生にもなると、思春期真っ盛りということもあって、クラスや部活の中でも、カップルが続々と誕生します。しかし僕は、クラスでも部活でも帰りの電車でも、いつも気になるのは男子や男性ばかり...。

「中学卒業と同時にこの感情は断ち切ると決めたのに...。どうして...。」

こんな思いが駆け巡り僕はとても混乱しました。 そして、自分自身に何度も「ゲイじゃない」と言い聞かせ、ノンケの男子がしている女性の話やエッチな話に無理やり合わせていました。

大人になって、色々と決心や納得ができて、頭で理解できるようになったので、今はゲイとして自分らしく生きていくことを考えられるようになりましたが、

当時の僕にはそんなことを考える余裕するなかったと思いますし、 ゲイである自分を受け入れることができたのは、大学を卒業して社会人になってからです。

きっと、僕が悩んだ以上に、傷つき、抱え込んでいる人はたくさんいると思います。

中学の時にゲイである自分に疑問を覚え、長い時間をかけて理解ができた僕が言えることは、「立ち止まることがあったとしても、少しずつ前に一歩ずつ進んでいけば、いつか道は拓け、きっと今より明るい未来が訪れる」ということです。

この記事を書いた人

くつロギー

ゲイティーの創設者で、普段はWEBサービスの企画やコンサルティングの仕事をしながら、コツコツとゲイティーを運営している20代アラサーゲイです。

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