【ゲイと私】これまでのゲイ人生を振り返ってみた
- 掲載:2015年06月28日
- 更新:2015年06月27日
- オピニオン
ゲイである事に悩んだ時、皆さんはどのように悩みを解決してきましたか?
またゲイである事に今悩んでいる人は、どうやってその悩みを解決しますか?
私は周りにゲイフレンドがいなかったため、いつもネットで同じ境遇の人たちを探しては、その人たちの過去の生き方を見てきました。
そこから悩み解決への糸口を探り、同じ共感を得ながら、ゲイとしての生き方を参考にしていたんだと思います。
「それなら次は自分の生き方を発信する番だ!」
という事で、今回は私(てっちゃん)のこれまでの人生をほんの少しだけご紹介します。 一人のゲイの生き方として、参考程度に読んで頂けたら幸いです。
他人とズレてる?と思い始めた中学時代
中学時代と言えば、性に目覚める多感な時期です。
私もそんな一人でしたが、どういうわけか他の男子たちが抱く観点とは違った観点を持っていました。
分かりやすい例が体育の時間です。
男子だけの水泳の時間になると、妙にテンションが上がったりしていましたね(笑)。
「他の男子とは何かズレてるけど、ま~いっか!」
中学時代はこんな感じで、のほほんと暮らしていました。
叶わぬ恋があると知った高校時代
高校時代と言えば、周りにカップルが続々と誕生する時期です。
今まで仲の良かった友だちも、彼女ができたという理由で徐々に疎遠になっていきましたね。
私もそんな中で色んな恋をしましたが、私が好きになった男子も例外ではありませんでした。
「オレ、来週あたりに彼女に告白しようと思うんだ!」
「彼女と日曜日はデートなんだ。また今度出かけようぜ!」
この時、初めて叶わぬ恋がある事を知りました。
そして同時に、自分がゲイである事に嫌気がさすようにもなりました。
「でも自分がゲイだなんて、誰にも相談できないし打ち明けられない・・。」
全く先の見えない恐怖に人生が押し殺されそうでした。
彼が出来た大学時代
そんな私も大学生になると精神年齢も上がり、自分がゲイである事を受け入れられるようになってきました。
また時を同じくして、ノンケの彼が出来ました。
彼とは一線を越えた関係になってしまったのですが、やはり相手はノンケさん。
「こういうのはやっぱりおかしいと思う・・。」
ただ私は、ゲイとして得た初めての幸せを、逃したくはなかったわけです。 そのためあの手この手と色々試しましたが、最終的に彼は私の元を去っていきました。
私は結局、彼の事を「自分の所有物」としか見ていなかったのです。 得た物も失った物も多かった大学時代は、こうして幕を閉じました。
ゲイである事を隠しながらの社会人生活
就職してからは、ゲイである事を一切隠して生きてきました。
ただ仕事の関係上、自身の性について悩んでいる人達が意外と多い事に気づいたわけです。
またテレビ業界では、オネエキャラが流行り始めた頃でした。
そのため職場では「あのオネエの過去の話を聞いて泣いちゃった!彼らの見方が変わった」という声も聞くようになりました。
この時、私の中でとある気持ちが芽生え始めたのです。
「ゲイである自分の経験を何らかの形で活かせないかな?」
そこでたどり着いたのがゲイティーでした。
自身の過去を振り返ってみて
これまでの人生を振り返ってみると、ゲイである事に本当に悩んだ人生でした。 そして多くの失敗もたくさんしてきた人生でした。
ですが今では、「ゲイに生まれてきて良かった!」と思えます。
それもこれも、色んなゲイの方の意見や生き方を知れたおかげです。
だからこそ「次は自分の番!」だと思い、今回記事にさせて頂きました。
私のこれまでの人生が、誰かの励みや参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
ライター業に勤しむアラサーのゲイです。 旅行が大好きで、暇さえあればどこかに出かけています。ゲイティーを少しでも盛り上げていけるよう、頑張ります! ちなみにカミングアウトはまだしておりません。