ゲイの僕が「子供がいて欲しい」と思う時

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あなたが初めて、自分に子供がいる事を想像したのは何時でしょうか。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。 初めまして、初投稿のらんたんです。

最初に、質問を投げかけてみました。皆さん、思い出せますか?
それとも、一度も想像した事はないでしょうか。

ゲイの私たちにとって、子供がいるという事は、当たり前な事ではないと思います。 今回は、書き手の自己紹介と、この事について研究という観点から、最後に最新の情報も入れて、少し書かせて頂ければと思います。

自分が子供だった時

冒頭の質問の私の答えを述べると、「小学生」の頃です。
当時、「ロミオの青い空」がテレビで放送されており、これは自分に子供ができたら、絶対に見せようと思った事をはっきりと覚えています。名作だったと思います。

不条理から始まる展開や、優しさや友情、葛藤や試練など、内容として非常に素晴らしいものでした。

しかし、改めて検索してみると、同性間の絆が強い作品だったとも思うので、そこに既に惹かれていたのかもしれません。

私は小学生の時から同性に好意を持っていましたが、当時は、男性と女性が一緒に生活していたらお風呂とかで勝手に子供ができるのかなとか想像していました。

中学生になり、子供ができるには行為を行う事が必須であるという事を知ると同時に、自分自身の中の欲が強くなり、明確になるにつれ、自分の人生は壊れていると思うようになりました。

高校生では「好きな人を諦めなければならない」という事が一番悲しい事でした。普通に生活していれば、ノンケを好きにならざるを得ないと思います。5年間好きだったので、色々行動はありました。

しかし、好きな相手の幸せを考えれば、自分の願いは叶えれないとも私は考えていました。子供がいるという事が、幸せの1つとも考えていたので、なおさらでした。

相手に好きになってもらえるかもらえないか以前に、私にとってその事実があるという事、それ自体が嫌で嫌で悲しくて仕方ありませんでした。

同性間での子供

とはいえ、活発に中学高校とも学生生活を送り、大学生にもなりました。 大学生2年生の頃でしょうか。雑学豊かな友達と会った時に、同性で子供が出来たという研究があると偶然にも聞きました。

しかも、その時は友達もうろ覚えで、マウスだったかヒトでも成功したか??という話でした。あまりにも衝撃的で、ヒトで成功しているのか、マウスでしか成功していないのか、それから気になって仕方なかったのを覚えています。

調べた結果、「二母性マウス」(かぐや)の事で、ヒトには全くかすりもしていませんでしたが、私にはとって大きなサプライズでした。

なぜなら、友達からその研究の話を聞くまで、同性間で子供をつくるという発想自体が私の中に無かったからです。

ただ、二母性マウスは裏技+特別なマウスを使っており、詳細は別の機会にでも説明できればと思いますが、通常マウスでの同性間の子供は未だ不可能です。

同性間で子供を作る研究は悪いことなのか

この研究を知った後、私自身も生殖に関わる研究に携わるようになりました。そうすると、より強く思うのが、同性間で子供を作る研究は悪い事なのかどうか、という事です。

少し話は変わりますが、ある大御所の研究者の方に、研究と道徳に関する質問をした事があります。その返答は非常に印象的なもので、「それは世論が決める」でした。

それを聞いた時、少し無責任なようにも感じはしましたが、事実はそうだろうと思います。

また、とある不妊症に関する学会では、招待講演をされていた畜産系の研究者の方が、不妊症に関する質問をされていた時、畜産では使えない雌は殺されると、恐らく不妊症の方もいたであろうに、堂々と言い放たれていました。

つまる所、その研究者がヒトへの応用を考えてすらいなくても、その研究結果がヒトへの応用が考えられるものであれば、本人の意思を超えて招待という形で、昇華されるのです。

研究の世界では、ある意味束縛される事なく、自分のできる研究をひたすら行っているというのが主で、出来るか、出来ないかの繰り返しなのだと思います。

話を元に戻すと、同性間で子供を作る研究自体は、良いとも悪いとも言えないのではないか、と私は思います。今は、出来ません。しかし、いつか出来る時が来るでしょう。

そして、その時に初めて、自分自身が行うか、行わないかの選択が与えられます。それは、十分に考えられ、また覚悟と準備と責任を持たなければいけないことだと思います。

だから、今から既に考えておく必要もあり、国際的にも国家的にも既に、生殖医療の倫理については議論がなされている途中です。

YES or NOを考える事も大切ですが、前に進む事も大事ではないでしょうか。とは言っても、同性間で子供を作るなどと、研究費の申請書に堂々と書けるものなのか、そこでもマイノリティーの悩みは尽きません

最新の研究報告

最後に、最新の研究報告について紹介させて頂きます。2016年10月17日にNatureのNews&Commentにおいて

Mouse eggs made from skin cells in a dish
(ディシュの中(体外)で、皮ふ細胞から作られたマウスの卵子)

というテーマで様々な研究がまとめて短く紹介されています。(参考資料

一部抜粋かつ簡略すると、マウスの皮ふ細胞から作ったiPS細胞を、生殖細胞の初期細胞(精子や卵子の元)(PGCs)に変えて、体内の生殖巣(卵巣や精巣)に移植する事で、卵子や精子を作ることはこれまでも可能でしたが、今回、体内の生殖巣に移植しなくても全過程を体外で行えるようになったという報告です。

実は、生殖研究は、日本は進んでいる方で、今回の研究報告は日本の研究者達によるものです。まとめの中で、ハンナというイスラエルの男性の先生が出てきますが、この方は、ヒトの生殖細胞の初期細胞(PGCs)を最初に作られた方です。

これから今回の研究結果を元に、ヒトのiPS細胞を用いて、体外で卵子を作るという研究を行うようです。

男の皮ふ細胞から体外で卵子を作る可能性についても少し述べており、LGBT人権活動家 (as pro-LGBT rights activist)というフレーズも見られます。

実際の所は、マウスのiPS細胞から精子や卵子を作っても、雄由来のiPS細胞からは精子しか、雌由来のiPS細胞からは卵子しか子供を作る力はなく、男性由来のiPS細胞から卵子を作っても、現段階では子供を作る能力はないようです。

しかし、不妊治療に関してはかなり近づいているのではないでしょうか。同性間での子供についてもハンナ先生はよく発言されているようで、研究なさっているようです。

現在の研究の進歩の速さを考えると、この100年以内には実現し、選択する日も来るのではないでしょうか。

それでは、また今度お伝えできたら。らんたんでした。

この記事を書いた人

らんたん

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