アメリカ全州・全土で同性婚が合法化!日本はいつになったら変わる?

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6月26日、アメリカの連邦最高裁判所が、同性婚を憲法上の権利として認める判断を示し、これによって、全米で同性婚が事実上合法化されることとなりました。

かねてからLGBTや同性婚に理解を示していたオバマ大統領も「これはアメリカにとっての勝利だ」と声明を発表し、ホワイトハウスがレインボー色にライトアップされ、この日ばかりは、レインボーハウスになり、まさに革命が起きた日となったのです。

このニュースを受けて、自分なりの考えや意見をまとめてみました。

アメリカにも長い長い差別の歴史があった

オバマさんが大統領になり、オバマ政権が発足した当時は、全米で同性婚を認めていたのはなんとたった2つの州だけでした。

アメリカには、キリスト教保守派の人々を中心に、同性婚について反対の意見も根強くあり、LGBTに対する差別も多くありました。

オバマ政権が始まって以降、今日では、首都ワシントンと、37の州で同性婚が認められるようになり、ここ最近では、アメリカ領のグアムも同性婚が認められたことで話題になっていましたが、今回の連邦最高裁判所の判断によって、アメリカ全土で同性婚が解禁となったわけです。

日本の首相官邸がレインボーカラーに染まる日は来るのか?

日本でもこのニュースが各メディアに取り上げられ、その中でも、ホワイトハウスが今回の判断を歓迎してレインボーカラーにライトアップしている様子が報道されていました。

もちろん、反対派の人がいなくなったわけではなく、これから理解を進めていくためには時間がかかるとは思いますが、大統領自身が理解を示しているのと、示していないのでは、大きな違いがあるなぁと感じました。

実は、首相夫人の安倍昭恵氏は、東京レインボープライドにも参加するなど、LGBT分野において積極的な理解をされているので、ぜひとも、いつの日か首相官邸がレインボーカラーに染まり、ぜひその歴史的瞬間の日に立ち会いたいと思いました。

日本では、LGBTや同性婚について、あまり議論が活発に行われていなく、ヨーロッパやアメリカに比べると、教育もほとんどされていないのが現状です。

子どもに同性愛や同性婚についての教育がされていないということは、もちろん大人も正しい理解していない人が多いわけです。
そして、同性婚やパートナーシップ制度の議論が起きるときには、正しい理解や知識がないことから、「子どもの数が減る」や「治安が悪くなる」などと言った陳腐な意見が、いまだに議論に挙がることさえあります。

日本にも多くのLGBTの人々がいて、私もゲイの一人として、この国で暮らしているわけですが、現状、同性婚やパートナーシップ制度を認めていないということは、異性愛者にはできても、同性愛者にはできないことがたくさんあって、言い換えてみれば、この国は自分たちの存在を認めていないのと同然なんだなと感じることさえあります。

LGBTは、今も昔も日本中にいて、同性婚やパートナーシップ制度を設けたからといって、いきなり人数が増えたりするものではないので、まずは、LGBTや同性愛などについて考えてみることから始めるのが必要だと思います。

経済も少しずつ回復基調にある日本ですが、アメリカ・ヨーロッパに並んで、LGBTや同性愛などに理解を示し、同性婚やパートナーシップ制度を認め、アジアを代表するLGBT先進国になれれば、その時は僕も「日本に住んでいてよかった」と涙が出るほどうれしく感じると思います。

人は力を合わせることで何事も変えられる

今回のニュースで、多くのLGBTの人やLGBT理解者の人々が集まって、喜びを分かち合ってる姿が報道されるのを見て、これだけの人が力を合わせれば、国をも変えることができることに感銘を受けました。

性的少数派やセクシュアル・マイノリティという言葉ばかりが先行して、いかにも少なくて弱い立場のように捉えられがちですが、マイノリティーとは、あくまでも率の問題であって、数の問題ではないということが、今回のニュースで、多くの人が目で理解することができたのではないでしょうか。

セクシュアル・マイノリティーの母数は、全人類なのでいくら少数派やマイノリティーだとしても、その人々の規模は、決して少ないことはなく、国を動かすことだってできるのです。

おまけ
このニュースが流れた時、僕は高校時代の後輩と飲んでいて、ちょうどゲイであることをカミングアウトをしていた時でした。
その後輩は「いまどき、ゲイとかレズとかを気にする方が時代遅れだ」と言ってくれて、こういう若者が増えてくれば、きっと日本もいつか変わるなと、ちょっと確信したひと時でした。

この記事を書いた人

くつロギー

ゲイティーの創設者で、普段はWEBサービスの企画やコンサルティングの仕事をしながら、コツコツとゲイティーを運営している20代アラサーゲイです。

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