【ゲイのタイ旅行】失敗しないタイ旅行「旅の準備」
- 掲載:2015年05月28日
- 更新:2015年08月17日
- 旅行・おでかけ
ゲイによるゲイのためのタイ旅行を展開している現地旅行代理店「やしの木」社とゲイティーがタイアップし、ゲイにとても人気が高いタイをもっと楽しむための失敗しない旅行ガイドを連載でお届けします。

ご挨拶
初めまして、ゲイのパラダイス、パタヤーからご挨拶申し上げます。弊社「やしの木 Yashinoki Co., Ltd. (Thailand)」はタイ王国パタヤー市において日本人ゲイの主催する現地法人として11年間、日本人ゲイのみなさま(LGBT含む)専用の観光を中心とする総合的なサービスをおこなっております。
タイはゲイに寛容な国と思われていますが、実際にはLGBTを保護する法律は何一つ整備されていません。にも関わらず世界中から毎年何万というLGBTがタイを訪れています。
その理由はどこにあるか私たちもいまだにわかっていませんが、この国には性指向を気にしないおおらかさ、ゆるやかさがあることは確かです。おそらくその源流はタイの仏教に関係していると思われます。
本日ここに失敗しないタイ旅行<第1回目>を掲載いただけることに深く感謝するものです。

まず初めに失敗しないタイ旅行と書きましたが、失敗する・失敗しないは結局のところ皆さんの考え方次第かもしれません。
みなさんタイにおけるゲイの旅行情報については旅行サイトやブログなどで情報を得ておられる方が多いと思います。
ところが、ネットの記事はその人(著者)の感覚で書かれたもので、必ずしもみなさんの求めているものとは限らないと感じたことはありませんか?
また入手した情報が古くなっていた場合はありませんか?情報というのは常に更新されていなければ意味がありません。
当然のことながら、タイがどれだけゲイの理想郷とささやかれていても、自分に合うかどうかは、実際に行ってみないとわからないのです!
タイという国、バンコクやパタヤーという街をどう感じるかは、やはり行ってみないとわからないのです!

ここではみなさんのタイ旅行をより充実したものとするため、有益な考え方をアドバイスさせていただきたいと思っています。
ゲイとしてタイ旅行を満喫できるようなコツのようなものを数回にわたり伝授させていただきたいと思います。
楽しみ方はひとそれぞれですが、パタヤーでたくさんの自力旅行者を見ておりますとどうも危なっかしいですし、自己満足に陥っている傾向があります。
旅にマニュアルなどありませんが、みなさんには最終的には旅の達人になっていただきたいと思ってるからです。
旅の達人になるためには、少し時間をかけても、じっくり計画する必要があると思います。
周囲に気を使ってやっと休みを取り、貴重な時間を使い、それなりのお金を払って、旅行に出るのは「あなた」ですから、「あなた」自身が最高に楽しめる旅行でないといけないと思います。

特にゲイという性指向は、大きな喜びの要素でありながらも、国内では手軽に解消できないので、不満を募らせている方も多いです。
そんな不満はタイに行くことにより、一気に解消できると思います。それはタイという国では国民のほとんどが性指向に無頓着だからです。
この土地に流れている許しの空気を感じていただくためにも、タイ旅行というご褒美を是非自分にあげてください。
そのためにはまず、ご自身の嗜好と行動スタイルを把握することをお勧めします。 それがやがては皆さんを深い悦びに導く鍵になるのです。
ゲイ旅の達人になるには

結論から申し上げて、旅の達人になるために、取るべき道は2つしかないと思います。
- A. 自力で道を極める
- B. プロの力を借りる
簡単に申し上げますと、Aは時間と体力を使って経験を積むことであり、Bはカネを払ってガイドを雇うことです。最終的には同じことになります。
かなり大雑把な分類になりますが、タイにおけるゲイひとり旅の場合、20代、30代ならAを取っても良いでしょう。
40代以降になると、圧倒的にBを選択する方が多いようです。40代以降は働き盛りの人が多く、学生時代のように時間も取れません、体力に自信も無くなってきます。反面、多少の贅沢ができる余裕があります。
さらに60代以降は、時間の余裕はありますが、健康に不安があったり、面倒は避けたいと考える傾向があるので、お金がかかっても快適な滞在を望む人が多いです。総じて、Bは忙しいが経済的にはゆとりがあり、効率よく楽しみたい人向けだと言えます。

Aを実践するには、たくさんの時間、労力、勇気を必要としますが、のちに経験値を得ることになるでしょう。
但し、場所が海外、しかも東南アジアのタイで、旅に性欲と金銭が絡む場合、いかに安全を確保するか、いかに困難と不便を少なくするか、いかにトラブルを解決するか、いかに感情をコントロールするか、などを考えた場合、Aはリスクが高い方法と言えるでしょう。
タイ旅行で心配なこと
私たちの経験から下の3つがみなさんのタイ旅行での主な心配のようです。
- 言葉が通じない心配
- ぼったくられるのではないかという心配
- トラブルに遭遇したときどう対処するかという心配
いざというとき、現地で相談できる、心強い味方がいれば良いのですが、それはなかなか難しい問題です。

きょうはゲイとしてタイを旅行するときに もっと肝心なことについて書かせていただきたいと思います。
これは弊社を利用するしないに関わらず、大切なことなので是非覚えておいていただきたいからです。
タイ旅行の前に、タイについて知る、のは当たり前のことですが、それよりもっと大切なことは、その前に自分がどういう人間であるかを知ることだと申せましょう。
別の言い方をすれば自分はどういうものに強く、どういうものに弱いか?ということなのです。
自分はどういう人間なのか?を確認しないまま旅に出ると
自分はどういう人間なのか?を無視して出発すると、旅先でハプニングに遭遇することになります。
いえいえ、ハプニングはいつでも起こることなのです。
問題は、そのとき自分がどのように反応する人間か、を知っておくことが肝心だ、ということを言いたいのです。
逆に、自分はどういう人間なのか?を知っていると、どんなことが起きても、たいていは落ち着いて対処できます。
旅の質を高めるためのチェックポイント
旅のクオリティを高めるため、あらかじめ自分はどういう人間なのか?を知っておくことが肝心と書きましたが、そのためのチェックポイント(効果的な質問)があります。
みなさんも考えてみてください。
- 自分はどうしてタイに行きたいのか?
- 何日間旅行したいのか?
- 予算はどのくらいか?
- 旅で何をしたいのか?
- 旅先でどんな気分になりたいのか?
- 自分はどんな性格の人間か?
- 自分の短所は、長所?
- この旅行でいくら使ってもよいと思っているのか?
- 最終的に何をすることで目的を達成したと言えるのか?
タイ旅行に男遊びが含まれているなら、こちらもチェック
- 自分はどんな子が好きで、どんなことをしたいのか?
- どこまで男遊びに費用をかけられるのか?
- 現地でどんな体験をしたいのか?
純粋に旅先としてのタイを楽しみたいのであれば
- 絶対はずせない場所はどこか?(名所・寺院・市場・サウナ?)
- どんな体験(観光、マッサージ、エステ)をしたいのか?
- お土産には何を買いたいか?
- 何を食べたいか?
という質問が効果的と思われます。
できれば答えを紙に書き出してみることをお勧めします(家族と一緒に住んでいるのであればメモの置き忘れに注意してくださいね!)
このように旅のスタンスをはっきりさせておけば、現地で悩むことはなくなります。
具体的には何をすればいいの?

そうはいっても、実際にタイへ行くとなったら、具体的には何をすればよいのでしょうか?
旅行会社へ行けば「航空券+ホテル」を予約すればそれで良い、と説明されるでしょう。
ですがそれは、ゲイとしての楽しみを実現させるには十分ではありません。ネットの情報もいまいち、だとするとどんな方法があるでしょうか?
1つの方法として、自分のやりたいことをより具体化してくれる人を見つけることかもしれません。
例えば、ゲイの傾向と行動パターンを熟知した専門家に相談する。
つまり信頼できるガイドを頼む、のはいかがでしょうか?
以下、ガイドを使う利点について書いてみました。
日本人ゲイのガイドを使うメリット

- ゲイを隠す必要がない
- 言葉の心配がない
- 目的の場所にすぐ連れていってもらえる
(ぶっつけ本番で店を探すより手間が省ける) - ボーイとのコミュニケーションを手伝ってもらえる
(翻訳機より早いしスムーズ) - 日タイ間の違いを理解できる
(ひとりだと文化習慣の違いに悩んでしまう)
ガイドの説明で異文化の理解が進む
ガイドの説明により安全と異文化理解が強化されることも覚えておいてください。
具体的には・・・
- 危険なボーイを見抜き、注意を促してくれる
- 好きがオーバーヒートしそうな場合は、ブレーキをかけてくれる
- ボーイを店側から管理してもらえる(オーナーと連携して)
- チップ相場や払い過ぎを指摘してもらえる
- 好きなレストランに連れて行ってもらえる
(タイ料理はもちろん、日本料理から屋台料理まで)
タイ旅行で弊社が大切にしていること
創業以来私たちが守ってきたポリシーは安全快適な滞在だけでなく最良のプランを提供するということです。
みなさんから寄せられたボクはどういう人間?というデータをもとに最良のプランを立ててきたことです。
最良のプランとはお客様に最も適したプランということですが、具体的にはそのお客様の予算、やりたいこと、食事の好み、体調や性欲の強弱などを考慮した上で、何度かメールでやり取りした上で、プランを立てるという方法を取っています。
従って、申込⇒即入金とはならないのです。

みなさんには一度タイに来ていただき、それを味わっていただきたいと願っています。みなさんにタイ旅行の達人になっていただきたいのです。その前に、自分を知ることが旅の始まりです。
私たちはみなさんが自分を知るためのさらに効果的な質問を用意しています。
やしの木はこれまで安全快適なゲイ旅行はもちろん失敗しないタイ旅行を望まれるゲイの方々のために、11年間で500名ほどのお客様をタイにお迎えしました。
そのうち半数以上がリピーターとなって戻ってこられています。それは私たちがそれぞれのお客様の好みを徹底的に把握し、おひとりおひとりに合ったサービスを提供してきたからにほかならないと信じております。

次回は失敗しないタイ旅行第2回目として失敗しないホテル選びについてお話したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
- タイ旅行についてのお問い合わせ
タイ旅行についてのご質問・ご相談等は以下のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
やしの木 Yashinoki Co., Ltd. (Thailand)
この記事を書いた人
やしのき株式会社パートナー企業
タイ王国における正式な現地法人としてこの11年間、日本人ゲイのみなさまを対象に総合的な観光サービスを行っているやしの木株式会社の代表を務めています。