同性パートナー(ゲイカップル)でも利用できる各企業のサービスまとめ
- 掲載:2016年11月03日
- ライフスタイル

渋谷区の同性パートナーシップ証明書の発行を機に、民間企業でもLGBT関連の取り組みが盛んになっています。
特にこれまで男女の夫婦や家族の間でしか利用できなかったサービスが、同性パートナーも対象となってきています。今回はゲイカップルでも使えるゲイフレンドリーな企業のサービスや制度をご紹介します。
航空会社

ANA(全日空)
2016年7月からANAマイレージサービスの「同性パートナー」登録が可能になりました。また、「ANAカードファミリーマイル」のファミリー会員登録と、特典利用者登録もできるようになりました。
JAL(日本航空)
JALマイレージバンクの特典の利用可能者に、同性のパートナーを対象としています。
携帯会社

ソフトバンク
かねてより革新的な取り組みをするソフトバンクは、以前から同一の住所に住む同性カップルは、家族割引の対象としています。
docomo・au
同性パートナーシップ証明書や宣言書受領書があれば、家族割引の対象としています。(ソフトバンクよりは厳しい条件です。)
保険会社

ライフネット生命
ネット生保のパイオニアであるライフネット生命は、死亡保険金の受取人に同性パートナーを指定できるようになりました。各自治体の同性パートナー証明書は不要で、ライフネット所定の書類に双方の署名・捺印をして審査を受ける流れです。
アスモ少額短期保険
アスモ少額短期保険も、死亡保険金の受取人に同性パートナーを指定できるようになりました。自治体の証明書がない場合は、保険会社所定の書類で対応。(少額短期保険なので1,000万円までの保障となります。)
東京海上日動火災保険
損保業界では初めて、同性婚のパートナーを配偶者として扱い、火災保険や自動車保険の家族割引や無事故割引の対象としました。
その他
他の保険会社でも、自治体のパートナーシップ証明書・宣言書受領書や住民票の提出、所定の書類などによって、同性パートナーを死亡保険金に指定することができるようになっています。(ライフネットのように大きく公表していなく、各社ごとに必要書類や手続きは異なります。)
- 日本生命
- 第一生命
- 住友生命
- アフラック
- ジブラルタル生命
- プルデンシャル生命
- アクサ生命
- メットライフ生命
- AIG富士生命
- オリックス生命
- 楽天生命
銀行・クレジットカード
東京スター銀行
国内の銀行では初めて預金商品における「家族取り引き」の範囲を拡大し、これまでの「2親等以内の家族」に加えて、「同性パートナー」も対象にする取り扱いを開始しました。(証明書や宣言書受領書が必要。)
楽天カード
生計を同一にする家族へ発行するクレジットカード「家族カード」を、同性パートナーも対象とするようになりました。
その他サービス
フォトウェディング
結婚式や披露宴まではできないけど、記念に写真だけでも撮っておきたいカップルに人気のサービスがフォトウェディングです。ロケーションも豊富で、撮影日そのものがいい思い出になりそうです。
- ONESTYLE
- novianoviawedding
ファッション

同性カップル向けのサービスというわけではありませんが、「GAP」や「LUSH」では、レインボープライドなどのイベントに合わせて、看板をレインボーにしたり、関連グッズを販売するなど、ゲイフレンドリーな企業経営をしています。
まとめ
調べてみると、意外にも多くの企業がLGBTへの対応について検討していて、同性パートナーもサービスの対象とするなどの取り組みを実施しています。
男女の夫婦に比べると、まだまだ不便な点が多いのは事実ですが、LGBTについて企業 が取り組みを始め、変わろうとしている姿勢は素直にいいことだと思います。
この動きが止まることなく、少しずつでも増えていくことが必要で、ゲイの当事者としても、企業の新しい試みを、可能な限り利用していきたいと思っています。
※企業によって、同性パートナーシップ証明書を取得していることが条件である場合や、2人で居住していること、第三者の署名が必要など、様々な条件があるため、詳しくは各企業までお問い合わせください。