カミングアウトしたくないゲイのコミュニケーション術(親戚・地元の友達編)
- 掲載:2015年07月29日
- ライフスタイル
もうすぐお盆がやってきますが、里帰りする人にとっては、親戚や地元友だちとの付き合いの場が自然と増えるものです。
そこで今回は、カミングアウトしたくないゲイのコミュニケーション術(里帰り編)をご紹介します。
結婚トークの対処法
里帰りをするとほぼ避けられないのが「結婚トーク」です!
そんな結婚トークの対処法について、考えられるものをピックアップしてみました。
- 気になる人がいる作戦
- 気になる人がいない作戦
- 架空彼女を設定作戦
これらに共通して言えるのが「話を適当に合わす」という事。 中でもオススメなのが「気になる人がいる作戦」です。
あなたが地元に住んでいない限り、あなたの気になる人が誰なのかはバレる心配がありませんし、架空設定を下手に作る必要もありません。
一番無難に結婚トークを避けられると思うので、困った時はぜひお試しください。
親への対処法
「誰々さんちの息子さん。結婚して子どもができたみたいよ。あなたはいつなの?」 親なら悪気はなくても、こうした地元情報を教えつつこちらの恋愛事情に首を突っ込んで来るものです。
その際の対処法として、私がよく使うものをまとめてみました。
- 「へ~そうなんだ。」
あくまで軽く流すのがポイントです。 - 「人は人、僕は僕。」
自分の人生は自分で決める!と強くアピールすると、大抵の親は黙ってくれます。 - 「孫の顔はもう少し待ってね。」
ゲイである以上、孫の顔を親に見せるのは難しい現状があります。
ただ少しでも親がハッピーに感じるのであれば、たとえそれが嘘でも、このセリフを使うのはアリなのかな?と思います。
友人への対処法
地元友だちに会うと、自然と飲み会の席も増える事でしょう。 その際に気を付けたいのが合コンです。
特に「今彼女がいない!」といったセリフを使うと、合コンへの誘いが来る事が予想されます。
ですから対処法として、さりげなく相手に「付き合っている人がいる」と伝えておくと良いでしょう。
ゲイだと悟られたら?
中には鋭い観察力を養って里帰りしてくる友人もいるかもしれません。 そんな彼らにゲイだと悟られた場合、あなたはどうしますか?
笑いながら話を流そう!
下手に動揺すると、自身がゲイである事を認める事になってしまいます。 そんな時は「よく言われるんだ!」と笑いながら、会話を流すと効果的です。
ただ相手は少なからず、あなたがゲイである事に気づいた人間です。 自分のどの辺がゲイっぽく見えたのか、自己分析のためにも聞いてみると良いかもしれませんね。
思い切ってカミングアウトすべき?
個人的な意見ですが、カミングアウトはノリでするものではないと思います。 自身の気持ちの整理やカミングアウトされる側の気持ちなど、色々と把握した上で行うものだと思います。
また里帰り中のカミングアウトは、自分がゲイである事が里中に知れ渡るリスクを伴います。 よってゲイだと悟られた場合は、笑いながら話を流すのが無難でしょう。
自分らしさを大切に
カミングアウトをしたくないゲイの中には、心の優しい人が多いように感じます。 だからこそ「嘘をついて申し訳ない!」といった気持ちが増して、自己嫌悪に陥る人が多いのではないでしょうか?
ですがゲイである以上、少なくとも嘘とは上手く付き合っていく必要があります。 人を思いやる事も大切ですが、まずは「あなた自身」を大切に物事を考えてみましょう。
そしてどうしても辛くなったら、この夏休みを利用してゲイサークルやゲイパーティーに参加してみる事をお勧めします。
理解しあえる者同士の出会いだからこそ、コミュニケーション術やゲイとしての新しい価値観が自然と身につくと思いますよ。
この記事を書いた人
ライター業に勤しむアラサーのゲイです。 旅行が大好きで、暇さえあればどこかに出かけています。ゲイティーを少しでも盛り上げていけるよう、頑張ります! ちなみにカミングアウトはまだしておりません。