友人にゲイだとカミングアウトしてみた時の3つの反応・感想
- 掲載:2015年07月21日
- ライフスタイル
ゲイの方の中には様々なタイプの方がいます。
- 友人や家族全員にカミングアウトを済ませ、彼氏を親にも紹介している人。
- 誰にも言わずゲイの友人にだけ本音を話し、普段の生活はノンケのフリをしている人。
ゲイだと知った友人が離れてしまうことを考えれば、なかなか言えないと思う後者のタイプが多いのではないかと思います。
筆者は親や兄弟にはカミングアウト済み、友人にも何人かには話していますが、友人によってカミングアウトをされた時の反応は3パターンあることが分かりました。
今回は体験談も混じえて紹介していきます。
あっけないタイプ
大学の友人であるRちゃんに打ち明け時は、電話越しで伝えました。恋愛で悩んでいた際に勢いで話しましたが、その子は驚きもせず、淡々と頷くだけで、「それで、それで」と話を進めようとしました。
一応勇気を振り絞って話した身としては少しあっけない結果でしたが、その子は偏見もなくすんなりと受け入れてくれました。
あとから気づいたことですが、全く驚かないRちゃんタイプはこの子キリで珍しいタイプです。
大混乱タイプ
カミングアウトをした際、大体の子がKちゃんタイプの大混乱タイプです。
まず、何を言っているのか分からない。ゲイって言葉は知ってるけど、恋愛ってどうやってするの?相手の人はゲイなの?と一からセクシャルマイノリティを説明させられるタイプです。
同性愛を毛嫌いする以前に、初めて耳にする世界についていけないというタイプです。Kちゃんのように、同性愛者がこんな近くにいるとは思わなかったと感想を述べる子が多く、ゲイの方はみな上手く隠しながら生きているんだなと感じます。
爆笑タイプ
失礼か、失礼じゃないかは別として、筆者自身が一番楽だったのはTちゃんタイプの驚きのあまり笑ってしまうタイプです。
人は予想外過ぎる発言をされると、思わず笑ってしまう生き物なのかもしれません。本当にゲイなのかの審議を一通り終えてからようやくセクシュアルマイノリティについて質問してきます。
最初に笑いを超えたことで、ポジティブになんでも捉えようとする姿勢が伺えました。
他にもカミングアウトをしての感想
筆者はこれまで男女含め10人以上の友人にカミングアウトをしました。
まず感じることは、仲の良い友人はそこまで拒絶を見せないということです。もちろん、中には全面に否定する人もいるかもしれませんが、同性愛というものを煙たがっているとしても、友人自体をすぐに拒絶することはあまりないのではという印象です。
仲の良い女友達にカミングアウトを済ませたら、次は男友達です。男友達に打ち明けるのは女の子よりも気持ち的に重たいと筆者は感じていましたが、女友達と変わりなくすんなんりと受け入れてくれました。
最後に、筆者はカミングアウトが絶対的に正しい選択肢とは思いません。
しかし、自分の生きるリアルな世界で本当の自分をさらけ出せるのは、勇気とリスクを代償に払っただけの価値はあると感じます。
この記事を書いた人
平成生まれの執筆狂です。座右の銘は、適材適所。アイドルと筋肉をこよなく愛する仕上がりになっています。友人、家族にもオープンなゲイです。オープンな方、そうでない方、ともに楽しめるサイト作りをしていきたいと思っています。