【LGBT】レインボーフラッグの歴史・色の意味【虹に懸けた思いとは?】
- 掲載:2015年07月05日
- オピニオン
今ではLGBT(レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダー)の象徴カラーはレインボーがお決まりになっており、セクシュアルマイノリティの社会運動である「レインボーパレード」と名前にもなっています。
アメリカ全州の同性婚合法化に伴い、著名人や各企業などがレインボーカラーを掲げる姿もちらほら見かけますが、レインボーの誕生にはある1人の男性の思いが込められています。
レインボーの歴史
レインボーの歴史は1970年代にさかのぼり、LGBT社会運動を象徴するフラッグから始まりました。様々な色合いにはLGBTが多様性を持って社会で生きていくことを表します。
レインボーフラッグはサンフランシスコのアーティスト「ギルバート・ベイカー」が考案し、40年経った現在でもその意思は続いています。現在は赤、橙、黄、緑、青、紫の6色で構成されています。
色の意味合い
レインボーフラッグが誕生した当初は虹色は8色で構成されていました。
各色にも意味合いがあり、ピンクはセクシュアリティ、赤は生命、橙は癒し、 黄は太陽、 緑は自然、 ターコイズは魔術と芸術、藍は平穏と調和、紫は精神とそれぞれ多様性を持った意味が込められています。
レインボーフラッグを生んだ男性の戦い
レインボーフラッグは前述した「ギルバート・ベイカー」によって作られましたが、セクシュアルマイノリティの偏見が現在よりも強かった1970年代のサンフランシスコでは、レインボーフラッグを掲げてパレードをするのも命懸けでした。
実際に共に社会運動をしていた男性が1人、何者かによって暗殺をされています。
社会の目が冷ややかな中、偏見にも負けずレインボーフラッグを掲げた彼らの思いを考えると、旗の重みを痛感します。
レインボーが広がる現在
2015年6月26日にアメリカ全州の同性婚に伴い、ホワイトハウスがレインボーカラーに染まりました。著名人ではレディーガガやマドンナ、マーク ジェイコブス等がSNS上でレインボーフラッグを掲載しました。
レインボーカラーの商品も次々と登場し始め、世界中にレインボーカラーはLGBTの象徴であるという認識が広まっています。その中でも、レインボーが今でも掲げられているのは40年前に勇気を持った男性が社会と戦った証であることを忘れず、彼の思いもしっかりと受け継いでいくべきであると感じます。
レインボーフラッグの重みをしっかりと受け止めれば、レインボーパレードの認識も変わってくるかもしれませんね。
この記事を書いた人
平成生まれの執筆狂です。座右の銘は、適材適所。アイドルと筋肉をこよなく愛する仕上がりになっています。友人、家族にもオープンなゲイです。オープンな方、そうでない方、ともに楽しめるサイト作りをしていきたいと思っています。