ゲイと歩く!お遍路・四国88ヶ所の旅(お参り編)
- 掲載:2015年06月26日
- 更新:2015年06月25日
- 旅行・おでかけ

前回のお遍路記事に続き、今回は各霊場における「お参りの仕方」を中心にお届けしていきます。お遍路旅に興味のあるゲイの方に、少しでも参考になる情報を提供できたらと思います。
事前知識
- 本堂・・・寺ごとの仏が祀られている場所
- 大師堂(だいしどう)・・・弘法大師(空海)の像が祀られている場所
- 納経(のうきょう)・・・お経を寺に納める事。
- 納札(おさめふだ)・・・各霊場に納める札。巡礼した回数によって、色分けがされている。
- 読経・・・お経を読んでお寺に収める事。
- 写経・・・お経を書き写してお寺に収める事。
お参りの流れ
まず基本的なお参りの流れは、以下のようになります。
37番札所「岩本寺」を例に、お参りの流れを具体的に見ていきましょう!
1. はじめの一礼

こちらが岩本寺。
寺に入る際は、必ずこの場所で一礼をしましょう。
間違っても手を叩かないように!
2. 手と口を清める

お寺に入ると、必ずこうした場所があります。
しっかり手と口を洗って清めておきましょう。
(ワンちゃんがいたので一緒にパシャリ!)
3. 本堂にお参り

本堂では、以下の流れでお参りをします。
- 納札を納める
- ろうそく1本と線香3本をあげる。
- お賽銭をあげる
- 納経する
※他人のろうそくからのもらい火はNG行為!
※線香を3本あげるのは、仏教用語の三密によるもの。
※納経の際、大抵の人は読経を選ぶ。
4. 大師堂にお参り

大師堂でも、本堂と同じ流れでお参りします。
- 納札を納める
- ろうそく1本と線香3本をあげる。
- お賽銭をあげる
- 納経する
ろうそくや線香をあげる際は、後の人が困らないよう、必ず奥からあげていきましょう。

5. 納経所でご朱印を頂く
お参りが終わったら、ご朱印を頂く事を忘れずに。
これは「お寺に納経した際の受付印」として頂けるもので、多くの人が記念として集めています。
ご朱印を貰う方法は以下の3通りです。
納経帳
専用の帳面にご朱印を頂く方法です。
白衣
お遍路さんの着る衣装に頂く方法です。
納経軸
大きな掛け軸に頂く方法です。
せっかくなので、我が家にご朱印があるかどうか聞いてみました。
- 私:「掛け軸とかないよね?」
- 母:「あるよ!」
- 私:「!!!」


家宝と呼ぶにふさわしい物でしたが、押入れの中で眠っていたのは内緒です・・・。
ちなみに以下の写真は、今回お邪魔した岩本寺のご朱印です。

達筆すぎて読めません(笑)
6. 終わりの一礼
意外と忘れやすいのが、寺を後にする際の一礼です。
「礼に始まり礼に終わる」という事ですね。
まとめ
四国88ヶ所巡りは、ある程度の決まりごとはあるものの、誰でも気軽に楽しめるのが特徴です。
時間をかけてゆっくり周るも良し!
道中で温泉や喫茶店を楽しみながら周るも良し!です。
また道中にはたくさんのお遍路さんがいます。 分からない事は聞いたり真似たりして、実際に覚えていくと良いでしょう。
一人でも多くのゲイの方が、お遍路に興味を持っていただければ幸いです。
【オマケ】本格コーヒーはいかが?
岩本寺から続く一本道を、100mほど歩くと、緑で覆われた家を発見できます。

ジブリ作品に出て来そうな家ですが、実はここ、老舗の喫茶店なんです。
「世界のコーヒーを楽しめる!風流茶房・淳(じゅん)」

私も何度か行った事がありますが、挽き立ての本格的なコーヒーを楽しむ事ができてお勧めです。
また内装はレトロ感の漂う店内となっています。
岩本寺を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください♪
この記事を書いた人
ライター業に勤しむアラサーのゲイです。 旅行が大好きで、暇さえあればどこかに出かけています。ゲイティーを少しでも盛り上げていけるよう、頑張ります! ちなみにカミングアウトはまだしておりません。