大学時代に会った「男になりたい女性」の話

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私が大学生だった頃、とある女性と出会いました。
「オレ、男になりたいんだよね!」

私たちゲイをはじめとしたLGBTの間ではお馴染みですが、実は彼女、トランスジェンダーだったわけです。
そんな彼女に出会った時の体験談を、今回はお話したいと思います。

一人称を聞いた時の私の素直な反応

彼女の口から「オレ」という言葉が出た瞬間、正直自分の耳を疑ってしまいました。 私はゲイでありながら、今まで一度もトランスジェンダーの人に会った事がなかったわけです。

また女性がオレと発する場面に一度も遭遇した事がなかったため、思わず言葉に詰まった事を今でも覚えています。

ですが同時に、「同じ仲間なんだ!」という親近感もわきました。

ゲイである私でさえ、最初は戸惑いを隠せませんでした。
そのためLGBTでない人たちが私たちと出会った時、そうした反応をしてしまうのは、むしろ自然な事なのかな?と少し客観的に思う事ができました。

彼女に対する周りの反応は?

彼女に対する周りの反応はどうだったのでしょうか?
中には私のように言葉に困る人もいましたが、彼女を知っている地元の人たちは、普通に彼女と接していました。

また大学の先生たちも「え?オレ?」と聞き返す場面はあったものの、その後は何事もなかったかのように授業を進めていました。

堂々とした彼女の性格が好まれたのか、彼女の周りにはその後、自然と良き理解者たちが集まって来るようになりました。

「この環境でならゲイである事をカミングアウトしても良いのかもしれない!」
彼女を見ていると、こうした考えが自然と思い浮かぶようになりました。

女性の性転換は可能なのか?

「オレ、男になるためにバイトしてお金を稼ぐ!」
彼女の夢を聞いた時、ふと私は思いました。

「女性の性転換って可能なの?」

男性の性転換施術は、よくネットやニュースで耳にしますよね?
ただ女性の性転換手術については、正直どのようになっているのか、知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで調べてみると、「女性の性転換手術は可能!」という事が分かりました。
まず女性の性転換は、子宮や卵巣の摘出をはじめ、数多くの手術をクリアーしていく必要があります。

また費用やリスクも非常に高いため、よほどの覚悟がない限りは生半可にできる物ではない事も分かりました。 それでも彼女は、「自らの意思で性転換したい!」と強い意志を持っていたわけです。

彼女に出会って学んだ事

世の中には、まだLGBTである私たちを理解できない人がたくさんいます。
ですが色んな人がいて当たり前です。 それが世の中ですし、だからこそ色んな生き方が人それぞれあるわけです。

私は彼女から、自分の性についてしっかり語る事の大切さを学びました。
またカミングアウトを受け入れてくれる人たちがいる事も、知る事ができました。

こんな世の中を、もっともっと面白くしていきたいですね。
これからもゲイティーを通して、少しでも世界を面白くしていけたらと思います。

(この記事を書くにあたり、彼女の事を「彼」と呼ぶべきなのか、迷った自分がいました。ですが今回は彼女と出会った体験にポイントを置きたかったため、「彼女」で記事を進めていきました。)

この記事を書いた人

てっちゃん

ライター業に勤しむアラサーのゲイです。 旅行が大好きで、暇さえあればどこかに出かけています。ゲイティーを少しでも盛り上げていけるよう、頑張ります! ちなみにカミングアウトはまだしておりません。

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