ゲイアートの王様「トム・オブ・フィンランド(TOM OF FINLAND)」

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みなさんこんにちは〜!! 初めましてTWOTOMです。
軽く自己紹介。20歳の時に日本を離れて18年間パリでファッションの仕事をしていましたが、なぜかこの夏ロスに引っ越してきちゃいました。

今はアーティスト・作家として活動しています。そこでゲイティー読者のみなさんに僕自身が影響を受けた海外のゲイにまつわる著名人を紹介していきたいと思いま〜す!!

今回最初はゲイエロティック画家の王様、トム・オブ・フィンランド。
彼の作品はまさに「ザ・ゲイ」そのものフォ〜!!
どこかで一度は彼のイラストを見たことあるのでは?

この世を去って約25年、今でも世界中のファンに愛される彼の作品の魅力ってのをちょっと一発かましたいと思います!!
フォ〜!!

生い立ち

1920年フィンランド 生まれのトム(本名トウコ・ラークソネン)は、 教師だった両親に育てられ、ピアノも弾けて漫画も描ける多才なエロ少年。

すでに男子に興味があったことに気づいていたようです。さらに成長した19歳のトムは ヘルシンキの美術学校に通い広告について学びます。

それとは別に妄想の男達を描きためていましたが、この時代ホモセクシャルはフィンランドでも重い罪だったので決して誰にも見せることはありませんでした。

そんな中、第二次大戦フィンランド兵として徴兵されます。

アーミー

なんと防空飛行隊の少尉として働いてたトムは周りの軍服姿の男達に、特にドイツ軍の制服に完全に魅了され彼のエロスワールドがさらに拡大されていきます。

「私の描く絵には政治的な意味は全く無く、むしろナチズムにおいては私が一番嫌いなこと。それでもそれを描くのはそこにセクシーな制服があるから。ただそれだけです。」とのちに本人がこう言っています。

制服フェチってのはいつの時代もあるのよね〜。
ちなみに僕は水兵の制服が好きです。

デビュー

戦後はフリーランスとして広告、ファッションデザインの仕事をしていましたが、36歳の時アメリカの雑誌に自分の作品を送り込みます。

それをきっかけに翌年『Physique Pictorial』という誌面を飾りました。(この時から本名ではなくTom of Finlandというワールドワイドに 分かりやすい ペンネームに変えて作品を発表し始めました。)

とは言っても、50・60年代はまだまだゲイにオープンな時代ではありません。ましてやポルノグラフィーは禁止されていたため、裸の男はスポーツをしている人、または健康的な男として描かれるだけでした。

ステレオタイプから一転

70年に入り、ゲイポルノ産業はアンダーグラウンドとして確立していき、彼の作品はマニアなコレクターによって世界中に広く知れ渡っていきます。

それまでゲイはフェミニンでひ弱なイメージとして捉えられていましたが、筋肉ムキムキ、レザーに身を固めた今で言うハードゲイはまさにトムの作品によって大きく浸透していきました。

ファン

『Tom of Finland Foundation』が86年ロサンゼルスに友人の一人によって創立されます。

ここでは彼が71歳で亡くなるまでの貴重なアーカイブ作品、スケッチ、それから彼が集めたオブジェや写真を展示してあります。

今でも定期的にコンテストやアートフェアが行われたり、僕も先日行ってみたのですがファンにはたまらない施設となっています。

それから母国フィンランドでは彼のイラストを使った記念切手が発行されるほどの国民的アーティスト。

ゲイに限らずファッションやポップカルチャーでも彼の作品は大きな影響を与えています。

っつーことで、

パリのゲイの本屋で初めて彼の作品を見た20歳の僕はそりゃもうぶったまげました。

超リアルタッチのイラストはあり得ないシチュエーションとポージング。革ジャン、革靴、革帽子 、口髭ポリスにカウボーイ。

何と言ってもスーパーデカチンコはとなりにあったエロ本を見るよりも 妄想をかき立てさらに興奮したフォー!!(言わずにはいれない。。)

彼の世界観はドエロでハードコアなんだけど、思わずププッと吹き出しちゃうような笑いとユーモアもたくさんあってそこが多くのファンを引きつける魅力なんだと思います。

みなさんどう思います??
ニヤニヤしちゃいません??

それでは最後まで読んでくださってありがとうございます!!
では次回をおたのしみに!!

この記事を書いた人

TWOTOM

ロス在住のアーティスト、作家。主夫。フランス人と同性結婚してます。 ヴィンテージ大好きのファンシー・ボーイ♡

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