【ゲイと映画】イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
- 掲載:2015年07月01日
- 更新:2015年07月21日
- オピニオン
皆さんはLGBTを題材にした映画を今までに観た事がありますか? 実はそうした映画は割と多く存在し、映画を観た事で「LGBTについて知った」という人たちもいる程です。
そこで今回は、ゲイを題材にしたとある映画を皆さんにご紹介できたらと思います。
とある天才数学者の秘密とは??
今回ご紹介する作品は「イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密」です。
第二次世界大戦中のイギリスを舞台にした作品ですが、
以下のような人たちにお勧めです。
- 数学が好きな人
- 機械に興味がある人
- 外国の歴史に興味がある人
- 暗号解読が好きな人
- ゲイ題材の映画に関心のある人
- 彼と一緒に観る映画を探している人
予告動画
これより先、多少のネタバレがございます。
また以下は全て個人の感想である事を、予めご了承願います。
映画の概要
舞台は第二次世界大戦が始まったばかりのイギリス。 とある秘密を隠し持った天才数学者の一生を描いた作品となります。
彼の名はアラン・チューリングで、もちろんその秘密は「同性愛者」である事。 彼はドイツが誇る暗号エニグマを解き明かす快挙を成し遂げるわけですが、その貢献もむなしく波乱な人生をおくる事となります。
この映画の見所!
- 同性愛が犯罪であった時代だという点
- 彼の幼少期の切ない過去
- 彼を待ち受けていた切ない晩年
- ゲイである彼と周りの人間関係
- ゲイである彼が後世に残したもの
映画を観た率直な感想
良かった点
彼が作り上げたものが物語ラストのオチとしてしっかり機能しているため、とても見ごたえのある作品となっています。
また作品とゲイが自然にマッチしていたため、ゲイに関心を持つ人が増えそうだな~という印象も持てました。
う~ん・・と思った点
話を理解しながら観たい人にとっては、時系列をごちゃまぜにした本編の展開はちょっと辛いかも?と感じました。
現に私も、何度か作品を見直さないと全体の流れを把握できませんでした・・・。
【映画の核心】彼が後世に残したもの
彼が後世に残したものが何だったのか?
そこが一番の映画の見所だと言えます。
またこの映画の中では、主人公の妻が以下のようなセリフを口にするシーンがあります。
「時に想像し得ない人物が偉業を成し遂げる」
彼がエニグマを解読した事により、どんな偉業を成し遂げる事になったのか? ゲイである一人の人間として、その偉業を知った時には驚きを隠しきれませんでした。
さらに彼は実在した数学者であるため、チューリング賞と呼ばれるものが存在します。 これがどんな賞なのかは、ぜひ映画を観終わった後に調べてみてくださいね。
この映画は一人で観るのも良いですが、彼氏や恋人と一緒に楽しむのも悪くありません。 一人のゲイの一生を、各自が色んな見方で楽しんでみてはどうでしょう?
この記事を書いた人
ライター業に勤しむアラサーのゲイです。 旅行が大好きで、暇さえあればどこかに出かけています。ゲイティーを少しでも盛り上げていけるよう、頑張ります! ちなみにカミングアウトはまだしておりません。