会社の同僚・同期にゲイだとカミングアウトしてみた

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ゲイティーファウンダーのくつロギーです。

ここで質問!(突然w)
皆さんは自分がゲイであることを誰かにカミングアウトしたことはありますか?

私は、会社の同僚・同期・先輩・友人の一部にカミングアウトをしております。 カミングアウトすることが良いこととも悪いこととも思っていません。自分の趣味や性格について話すように、心が知れた方にはカミングアウトをしているだけです。

ただ、関係が深ければ深い人ほど、カミングアウトをするにはパワーが必要なことも知っています。私の場合は、まず自分自身へのカミングアウトが一番時間がかかりましたが...。(私自身へのカミングアウトについてのエピソードは「私がゲイティーを作った5つの経緯」をご覧ください。)

さて、今回は、会社の同期にゲイであるとカミングアウトしたときの同期の反応やその後についてお話します。

まずは同期の中でも一番仲のいい女子にカミングアウト

同期の中でも仲がいい人と、まぁ普通な人と分かれることが往々にしてあると思いますが、僕は同期の中でも、一番仲がよく、女子会のように、ランチにも毎日のように行っているちょっと気の強い女の子がいます。周りからは、その子のことを好きなんじゃないのか?など、私にとってはいいカモフラージュになる噂があったりなかったり。

会社帰りにカミングアウト

ある日の夜、「会社帰りに飲みにでも行こっか」となり居酒屋へ行きました。お酒の力も借りて私はここでゲイであることをカミングアウト。実は、カミングアウトするずいぶん前から「実は秘密があるから、今度教えるね」と何日も前から仕込みをしていたんですけどねw

なんせ、同期では初めてのカミングアウトで、人生で2人目のカミングアウトだったので、入念に計画をした上でのカミングアウトだったんです。

カミングアウトの様子

では、実際のカミングアウトのようすを再現してみますね。

:「実はー、ゲイなんだよねー、自分。男性が好きなんだよねー。」

同期:「ふーん、そうなんだー。別にいいんじゃない?」

:・・・。

同期:「まぁ、そんなことだろうとは思ってたよ。」

:(えw。わかってたの?w)「あ、そう?なら、よかったー(*´Д`)フゥ」

同期:「ゲイでもなんでも、あんたはあんたなんだから、関係ないでしょ」

:(なんていい人なんでしょう( ;∀;))

同期:「んで、どんな人が好きなのー?」

サラっと受け入れてくれた

とこんな具合に、意外にも意外に、あまり驚きもなく、サラっと受け入れてくれたのでした。気になるその後のこの同期との関係ですが、カミングアウト前と、正直何も変わっていません。むしろ、お互いの恋話ができたり、イケメンを見つければ「あ、イケメンw」と盛り上がるなど、これまで以上に仲が良くなりました。(あ、プラスの方向に変わってるかw)

今では、ゲイである私の悩みもよく聞いてくれる大切な友人です。

ホームパーティーで同期の男子にカミングアウト

同期であっても、会社の中でカミングアウトをすることは私はまずありません。

なぜなら、会社では超仕事モードで、キリキリしていることも多いので、たとえゲイっぽいなぁと周りから思われていたとしても、誰も仕事以外の話で、私に話しかけてきたりしないからですw

会社の人へカミングアウトする場所は、やはり仕事終わりの飲み会ですることが多いですが、同期の男子には、私の家で同期を何人か集めたパーティーでカミングアウトしました。

同期の男子の反応はいかに?

男子の同期の反応は、同じく「あ、そうだったんだ。」とこれまた特に大きな反応はなく、すんなりと受け入れてくれました。ニコニコしながら、「どういう男性が好きなの?」と言われたので、「○○(同期の名前)は、タイプじゃないから安心して♪」と冗談を交えながらも、ゲイだからと言って男性全員が好きなわけではなく、みんなが女の子を選ぶように、人を選ぶことを説明したりしました。

最近では、企業や教育機関向けにLGBTの勉強会やセミナーが行われることも多いですが、私は普段の何気ないコミュニケーションにおいても、ゲイのことを少しずつ理解してもらうこともLGBTのことを理解してもらう、一つのアプローチ方法なんだろうと、同期へのカミングアウトを通して感じました。

もちろん、私が説明することがLGBT・ゲイに関する正しい知識とは限りませんが、少なくてゲイの当事者としての話はすることができるので...。

お前にはカミングアウトしてないけどw

私は20人程度の同期がいますが、実際にカミングアウトしたのは、4~5人ですが、カミングアウトをすると人伝えに広まり、直接カミングアウトしていない同期がなぜか知っているということがよくあります。

間接カミングアウトという言い方が正しいのかは置いておいて、人間は人に話伝える性質がある生き物なので、これは致し方ないのかもしれません。なので、カミングアウトするということは、いずれみんなに伝わることを念頭に置いてした方がいいでしょう。

私は、直接・間接含めて同期にカミングアウトしたわけですが、カミングアウト後に、私を避けたり拒絶する同期はいません。この話をゲイの友人に話すと「うちの会社では絶対に言えない。」と言われることが多く、もしかしたら私はとても恵まれている環境にいるのかもしれません。

ただし、私だって最初からわかっていたのではなく、カミングアウトしないと、カミングアウトした後のことは誰にもわからいのです。

カミングアウトで変わることもある

私はゲイやレズビアンなどセクシャルマイノリティーの当事者だけでLGBTに関わる様々な問題を解決することはできないと思っているので、カミングアウトしたことによって、ノンケの人をはじめ、様々な意見や考えを聞くことができるようになったことは、自分にとって大きな収穫になりました。

損得でカミングアウトをするか決める必要はないと思いますが、カミングアウトによってカミングアウトした相手だけではなく、自分自身が変わることができることもお伝えできればと思います。

同期にカミングアウトしたが、家族には...。

と言う私は、家族にはカミングアウトをしていません。正直なところ、迷っています。家族に伝えたときに、どういう反応をされるかを考えると不安になるからです。ただ、一生を共にする本当に好きな人ができたとしたら、私の性格からすると、両親に紹介したくてしょうがないので、その時が家族へのカミングアウトのタイミングなのかなとも考えています。

だからこそ、本当に好きな人に出会わないとダメですねw
あー、恋したい。

と、グダグダになり始めたところで、今回の同期へのカミングアウトストーリーについての記事は終わりにしたいと思います。

この記事を書いた人

くつロギー

ゲイティーの創設者で、普段はWEBサービスの企画やコンサルティングの仕事をしながら、コツコツとゲイティーを運営している20代アラサーゲイです。

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